Exhibition

木下晋 展 —光の中へ—

2024年5月7日(火)-18(土)
previous arrowprevious arrow
top_exhibition_contemporary_kinoshita_kourin
top_exhibition_contemporary_kinoshita_tuioku
next arrownext arrow
 
 鉛筆画家の木下晋は、これまで、最後の瞽女といわれる小林ハルや元ハンセン病の詩人 桜井哲夫など、過酷な運命を受容しながら生きた人々に光を見出し、描いてきました。髪や皺の一本一本を描きながら、見えるものの奥にある存在そのものに触れようという営みが木下の作品です。
 近年取り組むのは、パーキンソン病を患う妻 君子の姿です。話すこともままならず、日々体の機能が衰えていく妻の命を見つめ、鉛筆を走らせます。
 木下自身もまた、幼い頃より弟が餓死するほどの貧困や母の度重なる放浪を経験するなど、自らの力ではどうしようもないものを背負ってきました。現在は、24時間妻の介護を担います。生きること、描くこと、生活すること全てが一つとなって作家 木下晋の使命となっているように感じます。
 皆様のご高覧をお待ちしています。

 

【日程】2024年5月7日(火)~18日(土)

【時間】10:00~17:30(最終日~17:00)

【休廊】13日(月)

【在廊日】7日(火)、11日(土)、14日(火)、17(金)。18(土)いずれも12:00~

【ギャラリートーク】
11日(土)14:00~15:00
木下晋×城島徹(ジャーナリスト、『いのちを刻む〔鉛筆画家の鬼才、木下晋自伝〕』編著)対談

 

 

木下晋 Susumu KINOSHITA

 

《略歴》
1947年 富山県生まれ
1969年 評論家・瀧口修造氏、72年洲之内徹氏らと知遇を得る
1977-78年頃 川口市に在住
1981年 ニューヨークに渡り、荒川修作と出会う
     帰国後、鉛筆画を本格的に始める。瞽女・小林ハルや元ハンセン病患者の詩人・桜井哲夫らを描く。
2013年 紺綬褒章受章(’24)
東京大学工学部建築学科講師、武蔵野美術大学客員教授、金沢美術工芸大学大学院博士課程専任教授などを歴任。

 

《パブリックコレクション》
東京国立近代美術館、国立国際美術館、福岡市美術館、神奈川県立美術館、富山県美術館、
石川県立美術館、新潟県立近代美術館、宮城県立美術館、沖縄県立美術館、ほか多数

 

《出版物》
「生の深い淵から—ペンシルワーク」(里文出版)2002
絵本「ハルばぁちゃんの手」(福音書店)2005
画文集「祈りの心」(求龍堂)2012
絵本「はじめての旅」(福音書店)2013
絵本「森のパンダ」(講談社)2017
「いのちを刻む 鉛筆画家の奇才、木下晋自伝」(藤原書店)2019
木下晋